秩父31番鷲窟山観音院

30番から更に奥に行く。
標識を見落として危うくさらに奥の奥までいくところであった。
 途中の地蔵寺の一面の地蔵に京都の化野念仏寺を思い出す。


 いよいよ到着。かなりの人ごみ。ここは門からお堂まで急な階段が続いている。どうやらその頂上で女性が気分を悪くしたらしく救急車が門前に走りきた。
 観音院のさらに奥に山城の遺跡があるというが、なるほどここは要害の地だ。
そして、この観音院には秩父ゆかりの畠山重忠の話が伝わっている。
 重忠がこの地で狩をしたときに何度射っても矢を跳ね返す鷲の巣を見つける。訝しくなり巣を降ろしてみると、それは将門の乱でなくなってしまった聖観音像であったのだという。
 重忠は聖観音像を安置して観音院としたと言い伝えられている。
 重忠というと武州多摩の御嶽神社を思い浮かべるが、ここにも重忠の足跡を見ることができる。

秩父郡小鹿野町飯田観音2211


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