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飛鳥文化
推古朝の政治

592(崇峻5)年〜710(和銅3)年 「飛鳥時代」 推古天皇の豊浦宮即位〜平城遷都まで
604 日本初の成文法『憲法17条』が制定される。本当にこの時期に法典の形で存在したかは疑問とするむきもある。
天皇への服従(3条)や衆議尊重(17条)・仏法僧崇敬(2条)など官人への道徳的訓戒を内容とした。
610 ムハンマドがイスラム教を開始。
618 隋帝国(581〜618)が滅亡。唐(618〜907)が建国される。
645 大化の改新が実施される。翌年には4ヵ条からなる『改新の詔』が出され、@公地公民制、A地方制度、B班田収授、C税制について唐の制度にならう新政権の方針を打ち出す。
656 [斉明4]有間皇子謀反事件。
663 白村江の戦いで日本が敗戦。
668 日本最古の令である『近江令』が制定される。中臣鎌足らが中心となって編纂した、22巻からなる日本で最初の令。内容不詳。律は存在せず。
672 [弘文元]壬申の乱
676 新羅が朝鮮半島を統一する。
681 [天武10]飛鳥浄御原令制定。施行は持統天皇の時になる。この法典は粟田真人らが中心に編纂し、令は22ヶ条からなる。律は完成しなかったとされる。
686 [朱鳥元]大津皇子謀反事件。
701 大宝律令が完成する。律・令ともにそろった日本で最初の法典。刑部親王・藤原不比等が編纂に従事し、律(刑法)は6巻、令(民法・行政法)は11巻からなる。
718 『養老律令』完成。施行は南家の藤原仲麻呂により758年から。この法典はその後長きにわたって使用されるさことになる。