ルネサンス
1400年前後にイタリア半島を中心に興った人間復興運動。初期(15世紀)、盛期(1500-30)、後期(1540-80)に分けられるがフィレンツェのメディチ家(トスカーナ大公)が大きな影響を持った。初期には、マザッチオ、フラ・アンジェリコ、フランチェスカ、マンテーニャ、ヴェロッキオ、ボッティチェリが、盛期にはミケランジェロ、ラファエロといった巨匠が、後期にはブロンツィーノなどが活躍。ルネサンスの終わりは、神聖ローマ皇帝カール5世から大公として認められた初代トスカーナ大公コジモ1世(Cosimo I de Medici[1519-74])の治世の終わりに対応する。これ以降、メディチ家はフィレンツェに名実ともに君主として君臨する。※日本では、室町から安土桃山の中国浪漫主義を標榜したロマンティシズム(1450-1600)が興っている。