千本閻魔堂(京)

 正式名称は引接寺(いんじょうじ)。千本閻魔堂というのは通称。千本釈迦堂と同じく千本と名が付くとおり千本通り沿いに立つ。

 写真に尼さんの板看板があるが、これは、この寺が紫式部の供養塔(重要文化財)があることに因む。

 そして、この寺が閻魔堂と呼ばれるのは、この寺の開基がかの小野篁(下の系図参照)であることによる。小野篁は昼間は朝廷に仕え、夜は六波羅の六道珍皇寺の井戸から閻魔大王のもとへ行き、嵯峨釈迦堂から出てきたという伝説がある人物。というわけで閻魔堂なのだ。


2003年3月訪問


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