[未 遂]

■未遂犯
+■実行の着手
  @実行の着手時期
  A間接正犯の実行の着手
  B原因において自由な行為の実行の着手
  C過失犯・結果的加重犯の実行の着手
  D不作為犯の実行の着手

■不能犯
+■不能犯
  @不能犯と未遂犯の区別 主観説、抽象的危険説、具体的危険説、客観的危険説               (判断の基礎事情、基準時、誰を基準とするか)
   ※本質=犯罪を実現する可能性を欠く
    @いかなる事情を基に、Aいかなる基準で Bいかなる時点で危険性の有無を判断するのか
  A方法の不能、客体の不能、主体の不能

■中止犯
+■法的性質/処罰根拠
  必要的減免(§43但書)の根拠 政策説、違法減少説、責任減少説 ※以下の論点の出発点

+■任意性
  『自己の意思により』の判断基準 客観説、主観説(フランクの公式)、限定主観説
+■中止行為
  @着手中止と実行中止の相違 実行行為の終了時期の判断基準
   客観説、主観説、折衷説、遮断説 ※このような考え方自体への疑問が有力
  A中止行為の真摯性の要否

+■共犯と中止犯
+■結果の不発生 中止行為との間の因果関係の要否 ※違法減少→必要 責任減少→不要
+■予備の中止
  @中止犯の認否 
  A肯定した場合に基準となる刑