1月
1日　鎌倉殿、鶴岡八幡宮若宮に参詣 | 5日　熊野衆徒が志摩の平家方を襲撃。波多野忠綱、義定が志摩を警護していた伊豆江四郎父子を討ち取る | 6日　工藤景光が平井紀六を捕らえる | 11日　梶原景時が鎌倉殿に拝謁 | 18日　鎌倉に東大寺、興福寺焼き討ちの報せが届く | 21日　熊野衆徒が伊勢志摩の平家方と交戦 | 23日　武蔵国長尾寺と弘明寺を長栄の管掌とする

2月
1日　足利義兼が北條時政の娘と結婚する。加々美長清が上総介広常の婿となる | 9日　源義基の首が晒される。石河義賢、紺戸義広が捕縛される | 10日　鎌倉殿、須宮の公事を免じる | 12日　平知盛が近江国から京都に戻る | 18日　大河戸四兄弟が赦免される | 28日　志太義広が鹿島社領を横領。同日、和田、岡部を遠江に派遣 | 29日　菊池氏、緒方氏が鎮西平氏と合戦に及ぶ

閏2月
4日　平清盛薨去す | 7日 鎌倉殿、乳母の摩々の屋敷と田畑を安堵 | 10日　平家方が再び東国に軍勢を派遣 | 12日　伊予国の河野通清が平家と交戦 | 15日　平重衡が東国に出発 | 17日　甲斐源氏安田義定が浜松で平家軍を待つ | 19日　三善康信が京都の状況を鎌倉殿に報告 | 20日　志太義広の謀反発覚。関政平が志太義広のもとに走る | 21日　鎌倉殿が平定祈願 | 23日　志太義広が鎌倉に向けて進軍。志太義広、足利忠綱、小山朝政に与力を求むが、小山氏は応ぜず。志太軍と小山軍が野木宮で合戦。続いて、小手差原、小堤の合戦で志太義広は敗れる | 25日　志太義広敗走の報告を受けた足利忠綱が奔る | 27日　小山朝光の使者が鎌倉殿に戦勝報告 | 28日　小山宗政が名代として鎌倉入り

3月
1日　鎌倉殿が亀谷堂で亡き母の供養を執り行う | 6日　大中臣能親が熊野の狼藉を訴える | 7日　三善康信が頼朝追討の院宣が出されていることを伝える。これに関して、甲斐源氏の武田信義に謀反の風聞があったために鎌倉に招請して忠誠を誓わせる | 10日　源行家が墨俣河で平家軍に敗れる | 12日　鎌倉殿が鹿島神社に寄進 | 13日　安田義定が浅羽宗信、相良長頼の処罰を乞う | 14日　鎌倉殿が安田義定の訴えに返事を行う | 19日　大屋安資が源行家の敗戦を伝える | 27日　片岡常春の所領を収公

4月
1日　鎌倉殿、鶴岡八幡宮に参詣 | 7日　鎌倉殿が御寝所祗候衆を定める | 19日　平井紀六を腰越に梟首 | 20日　小山田重成が平弘貞の所領を押領し鎌倉殿の逆鱗に触れる | 30日　浅羽宗信が安田義定の斡旋によって領地の返還を受ける

5月
8日　園城寺の日慧が鎌倉入り | 13日　鶴岡八幡宮寺の造営が始まる | 16日　村山頼直の本領が安堵される | 23日　源 頼朝の御所の隣に小御所を建てる | 24日　小御所の地曳 | 28日　安房の大工による上棟式

6月
13日　源 頼朝が新宅に引っ越す | 19日　源 頼朝が三浦に出かける。その饗応の席で岡崎義実が上総介広常と口論に及ぶ | 21日　源 頼朝が鎌倉に帰る | 25日　北の空に客星が出現 | 27日　鶴岡若宮造営用の建材が到着

7月
3日　浅草の大工が鶴岡八幡宮造営のために鎌倉に招かれる | 5日　長尾定景が赦免される | 8日　鶴岡若宮を仮殿に遷す | 14日　養和と改元 | 20日　鶴岡若宮の上棟式に鎌倉殿が臨席 | 源 義経が大工の馬を引く | 刺客の左中太常澄が捕縛される | 21日　左中太常澄が梟首される

8月
13日　鎌倉殿、源 義仲追討の宣下 | 15日　鶴岡八幡宮の遷宮が行われる | 平 経正が義仲追討のために出発 | 16日　平 通盛が北陸道へ、平 清綱が東国に向けて出発 | 26日　京都の三善康信が鎌倉殿に平家軍の出発を知らせる | 27日　渋谷高重の乃貢(のうぐ)を免除する | 29日　大般若経等を読ませる

9月
3日　城 資永が急死 | 4日　木曾(源)義仲軍が平 通盛軍と水津で合戦に及ぶ | 13日　足利俊綱が桐生六郎の裏切りで誅される | 16日　桐生六郎が足利俊綱の首を鎌倉殿に持参する | 18日　桐生六郎は主を討ったとして梟首に処される | 27日　田口成良が伊予に侵攻し河野氏が追われる | 28日　和田義茂が下野国から鎌倉に戻る

10月
3日　平 維盛が東国へ出発 | 6日　禅睿を鶴岡大般若経供僧に玄信を鶴岡最勝講供僧に任命 | 12日　常陸国橘郷を鹿嶋神宮に寄進する | 20日　度会光倫が奇瑞を鎌倉に報告

11月
5日　義兼、義経の遠江への出発を遅らせる | 11日　加賀堅者が埴生盛兼の自害と宗綱の捕縛を報告 | 21日　平 通盛と行盛が北国から京都に戻る | 29日　鎌倉殿が早河荘の乃貢を免除

12月
7日　北条政子が発病 | 11日　日睿が逝去する

(*^^*) posted by 竹内信春